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給食「残す」前橋で4割 高崎では残飯処理費が年2600万円

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161225-00010001-jomo-l10

学校給食の食べ残しの多さが、群馬県内の自治体で課題となっている。育ち盛りに栄養が不足する恐れがある上、処理費用もかさんでいる。前橋市の調査では児童生徒の約4割がおかずを「残す」と回答。学校現場は食べ物の大切さを教える食育に力を入れるなど、好き嫌いなく食べてもらうため、知恵を絞っている。

◎食育に力、献立に工夫…知恵絞る関係者

 2万8000人分の給食を提供している前橋市では、水気を差し引いても1日当たり1.6~1.8トンの残飯が出ている。市教委が今年4~5月、小中学生と教職員約3000人に行ったアンケート結果によると、おかずを「時々残す」「いつも残す」と答えた人は計44%に上った。残す理由は「好き嫌いや苦手」が49%で最も多く、「量が多い」15%、「食べる時間が足りない」14%、「おいしくない」6%と続いた。

 食事の大切さを伝えようと、県内12市はいずれも栄養士が給食の時間に学校に出向くなどして食育に力を入れる。人気が低かったメニューを調べ、味付けを変えるなどの工夫をする調理場も多い。ただ、成長期の子どもたちの献立は栄養バランスを考えて組み立てることが前提のため、特定のメニューに偏ることは避けている。

 藤岡市は一部中学校で給食を好き嫌いなく食べようと呼び掛ける「完食デー」を設定。授業で給食の残飯の写真を示し、食べ物の大切さを伝えている安中市の小学校もある。両市では残飯の量が減少しつつあるという。

 食べ物を無駄にしないため、残飯の有効利用に取り組む事例もある。前橋市は年間約250万円をかけて、家畜の飼料や堆肥にしている。高崎市も業者に委託して大半を堆肥にしているが、年間費用は約2600万円に上る。

 館林市は整備中の新しい給食センターでリサイクルすることを検討中だ。ただ、家庭の生ごみと同様に処分した方が安いことから、多くの市は実施していない。

 県食生活改善推進員連絡協議会の渋沢澄子会長は、飽食の時代に食べ残しが多いことを懸念し、「問題を改善するためには、学校だけでなくそれぞれの家庭で、子どもに食事の大切さを伝えていくことが必要」と指摘している。

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