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栄養管理 雑記

中学校給食開始までの道のり 京都府長岡京市

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京都府の中学校給食実施率は?

学校給食実施状況等調査によると、京都府の中学校給食は 完全給食実施率71.6% ミルク給食2.96% 学校給食の実施なし25.44%と全国でも中学校の学校給食実施率ではワースト10に入る自治体です。詳しい統計は別ページにまとめてあります。

学校給食実施状況等調査について3 都道府県別学校給食実施状況

続いて、都道府県別学校給食実施状況です。   これを完全給食実施率の高い順に並び替えます。 順位 都道府県名 完全給食 補食給食 ミルク給食 給食なし 1 埼玉県 100.00 0.00 0 ...

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長岡京市ではどうのように中学校給食を進めようとしている?

提供方式について

当初は、中学校の学校運営の影響や教職員の負担を最小限に抑えるため、提供方法は「弁当箱型方式」とするのが望ましいとの報告書を平成27年11月にまとめました。

しかし、その後、先進地の事例を参考にしながら、さらに提供方法について比較検討した結果、どの方式でも学校運営への影響はあるものの、工夫次第で解決できるとの結論を出しました。

そこで、本市教育委員会では、小学校と同様の「食缶方式」を採用することが、衛生面においても、食の指導の面においてもより高い効果が得られるとの判断から、「食缶方式」での提供を進めることとします。

 

簡単に給食提供が実現できる弁当箱方式(ランチボックスとか呼ばれています)ではなく、食缶方式を採用した点はかなり評価できると思います。

調理方式について

課題である中学校での敷地内の給食施設建設と、小学校の老朽化した給食施設の更新を合わせて解決するため、本市では新たな中学校給食の実施は、小学校の給食施設で調理し運搬する「親子方式」で行います。

小学校は、学校敷地内で調理を行う自校方式で実施しています。

中学校では、同じ校区内の小学校で調理された給食を運搬する予定です。小学校の給食施設の更新を図りながら進めていきますが、長岡第四中学校の場合は、近くに位置する長岡第五小学校の施設が更新されて間もないことと、現施設では自校分の調理で能力が限界であり、また、他に「親校」として共同調理を行える小学校がないことから、中学校の敷地内に給食施設を建設し、自校方式で実施します。

親子方式の組合わせ
 親校(調理) 子校(受入)
 長岡第六小学校 長岡中学校
 長岡第十小学校 長岡第二中学校
 長岡第八小学校 長岡第三中学校

この親子方式もコスト面で考えられたよいものだと思います。

 

開始時期

現在、施設の準備に入っています。平成30年内にまず長岡第二中学校から開始の予定です。

なお、施設の整備方法や、建築基準法上必要な手続きは、学校によって異なります。既存の給食施設を稼働させながら建て替えを進める学校(長岡第三中学校の親校となる長岡第八小学校、長岡第二中学校の親校となる長岡第十小学校)もあれば、敷地の関係から、既存の施設を取り壊したうえで建替えなければならない学校(長岡中学校の親校となる長岡第六小学校)もあります。既存施設を取り壊す場合、その小学校分の給食も合わせて作ることのできる施設整備を、他校で先行して進める必要もあります。

さらには、立地する都市計画法上の用途地域により、建築基準法上の手続きに要する期間も違ってきます。

このような諸条件を勘案したとき、最も早く整備できるのが、長岡第二中学校の親校となる長岡第十小学校なのです。以降、準備が整った学校から順に、平成31年度内にすべての中学校での給食開始を目指します。

長岡第三小学校の場合

長岡第二中学校は、道路を挟んで向かいに長岡第三小学校があります。長岡第三小学校と親子を組むことは運搬の点で利点があります。

この場合、長岡第三小学校と長岡第二中学校を合わせると約1,050食の給食を作る施設が必要であり、その広さに給食室を改築しなければなりません。長岡第三小学校の場合、給食室が校舎の一部になっています。

赤枠内が給食室

そのため、給食室だけを改築することは困難であり、校舎そのものを改築することが必要になります。

学校敷地内の別の場所に、給食室を新築することも検討しました。しかし、2校分を調理する施設建築には、広い敷地面積が必要であり、給食室と校舎をつなぐ位置にそれだけの面積を確保することができません。

写真左手は道路

なお、長岡第三小学校の給食室も老朽化が著しいことから、今後、個別に改築の検討を行う予定です。

長岡第七小学校の場合

同じ中学校区内の長岡第七小学校は、建替えてから間もないことに加え、給食室は長岡第三小学校同様、校舎の一部であり、学校敷地の面から増築する面積を確保することができません。

赤枠内が給食室 写真左手は道路

長岡第十小学校の場合

同じ中学校区内の長岡第十小学校では、校舎とつなぐことができる位置に、親子2校分の調理をする給食室を建てるための敷地を確保できる見通しが立ったことから、長岡第十小学校と長岡第二中学校の組み合わせに決定しました。

 

赤枠内が給食室

 

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