ニュース

給食の白玉団子を喉に詰まらせ死亡した事故 真岡・児童死亡事故訴訟

更新日:

学校給食における、給食をのどに詰まらせて死亡する事例は多くあります。パンの早食いでのどに詰まらせた事例。プラムの種がのどに詰まった事例。そして今回のように白玉汁の白玉団子をのどに詰まらせた事例です。うずら卵も事例が多いですね。

よく事件がおこると保護者から「給食からうずら卵はなくなりますか?」といった意見をいただきますが、食品はよくかまないとのどに詰まります。のどに詰まるから給食から外すとなるとすべて流動食になってしまいますね。

今回の裁判では危険性を予知できたかということが争点です。のどにつまりやすそうな献立の場合は事前に便りをくばったり、担任宛に注意を促すような手だてをしておく必要があります。まったく何もせずにのどにつまらせるのと、対策を講じたけど事件が起こってしまったのでは判決がまったく異なります。面倒でも職員会等で周知し、証拠として周知文を紙を残しておくことが身を守ることになりそうです。

最近の訴訟では自治体(今回では市)と、校長、担任、栄養士などそれぞれ訴えるケースがあります。個人に瑕疵(かし:問題)があり、訴えられると死亡事故では個人に何億も請求されてしまうこともあります。日本栄養士会に入るとそういった訴訟が1億まで保証してくれる保険に自動的に加入されますので、個人で保険をかけるのは・・・という方は一度都道府県の栄養士会に聞いてみてください。

以前に関連記事も書いてあるのでそちらもどうぞ。

学校給食におけるのどに詰まらせる問題

学校給食において食べ物をのどにつまらせてしまう事故がどきどき起こっています。 過去の事例を知って、事前に予防できたらいいですね。 目次1 過去に起こった学校給食でのどに詰まらせた事故2 事故が起こらな ...

続きを見る





下野新聞より

真岡市亀山小で2010年、1年生だった飯沼晃太(いいぬまこうた)君が給食の白玉団子を喉に詰まらせ死亡した事故を巡り、両親が市に約8400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2日、宇都宮地裁(吉田尚弘(よしだなおひろ)裁判長)で言い渡される。給食時の白玉団子提供の危険性や事故の予見可能性などが争点で、地裁の判断が注目される。

訴えによると、晃太君は10年2月10日、給食で出された白玉汁の白玉団子を喉に詰まらせて意識不明の重体となり、13年1月に10歳で亡くなった。

原告側は白玉団子の危険性は報道や国の通達などにより社会的に知られ、予見可能だったと指摘。小学校低学年に対し、切り分けず、そのまま飲み込みやすい汁の具材とした結果回避義務違反を主張している。

市側は1976年以降、県内で同じ白玉団子の製品による事故報告がなかったことなどから、予見が難しかった点を強調している。

救急車要請までの事実関係と救護措置の評価も焦点。原告側は晃太君の両親が調べた証言から119番まで「10~15分かかり、蘇生の機会が奪われた」とし、窒息時に必要な対処法をとらなかった過失も訴えた。

市側は事故原因究明のために設置された第三者委員会の調査などから通報は「2分後」と反論。対応の不備、過失を否定している。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20170201/2588680

スポンサーリンク

おすすめ書籍

Pick Up

1

目次1 調理場の運営方式2 単独校方式2.1 メリット2.2 デメリット2.3 検討事項3 センター方式3.1 メリット3.2 デメリット3.3 検討事項4 親子方式、小規模センター 調理場の運営方式 ...

統計 2

食育に限らず、アンケートを行う場合、有意差や相関性を調べたい。ということがあると思います。 そのためには統計学を勉強する必要がありますが、Σやら自由度やら難しい言葉がたくさんあって、とっつきにくいです ...

食物アレルギー栄養指導の手引き2017 3

食物アレルギー栄養指導の手引き2017が完成しました。 前回が2011でしたので、6年ぶりの更新になります。 目次1 食物アレルギー栄養指導の手引き2017とは?2 手引きは誰のために書かれている?医 ...

-ニュース

Copyright© nutr.net  , 2018 AllRights Reserved.