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雑記

給食指導で三角食べ指導はしていいの?するとしたら配慮事項は?

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学級での給食訪問をしていると、担任がよく「三角食べ」の指導をしている様子が伺えることがあります。今回はその三角食べについてまとめてみます。

三角食べってなに?

----ウィキペデイアより----
三角食べとは、和食を食べるときに飯と味噌汁とおかずを順序よく食べる方法のことである。もともと、1970年代頃、日本の一部の学校における給食の指導で広められた言葉である。“和食をおいしく味わうため”として指導が行われたが、過度の管理教育につながった。そのため、現在では、ご飯とおかずを順番にバランスよく食べることは推奨されるものの、「三角食べ」として指導されることはほとんどない。

もともとは管理教育の一環として行われてきたもののようです。
ちなみに管理教育とは学校(教員)が一方的にに児童・生徒の在り方を決定し、これに従わせる様式の教育方法です。つまり私がルールだ!従え!といったことです。

昔は教室に何十人もの児童が詰め込まれていましたから、それは軍隊みたいに指導しないとやっていけなかったでしょうが、現在も同じような指導を行ってもいいのでしょうか。

 

三角食べのメリット

・管理教育にも使われていたくらいなので、全体指導がしやすい

・「口腔調味」という日本独特の文化(?)の伝承

・主食・主菜・副菜が均等に食べられる(好きなものだけ食べることを防ぐ)

上記に付随して嫌いなものだけ残ることを防ぐ(一番重要)

三角食べのデメリット

・ 国際的にみて日本でしか通用しない。

・食べる順番(箸の持ち方等のマナーではなく)を指定する必要があるのか。

・給食には「牛乳」という鬼門がある。牛乳とごはんを口腔調味するのは給食特有。 (給食でしか通用しない常識を押し付けるべきか)

・血糖の上昇等を考慮するとよい食べ方ではない。

 

三角食べを指導する際の配慮事項

・発達障害をもつ児童生徒においては口腔調味が受け入れられない。

・日本以外ではこのような食べ方はみられないので、海外の方には配慮が必要。

 

三角食べを総合的にみてみると

総合的にみると、担任が好きなものばっかり食べて、嫌いなものを残すことを防ぐためのツールとして使われることが多いというようにみてとれるかもしれません。つまり管理教育的な意味合いが強いです。

三角食べ云々ではなく、なぜそういう食べ方をしているのか、それはその子供にとっていいことか悪いことかなど子供側の視点から考えることが栄養教諭であると思います。

「ばっかり食べは悪、三角食べが善!」というように自分が受けてきた教育をそのままするのではだめだと思います。

自分の担任は給食だけではなくその他多くの学級運営があるため管理教育的な部分が出てくることは当然です。

しかし栄養教諭が率先して無条件で「三角食べ」を推奨することに対しては疑問が残ります。

一度子供の目線に立ってみて考えてみてはどうでしょうか。

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