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中学校給食がまずすぎて食べ残す生徒続出

更新日:

神奈川県大磯町が昨年、町立中学校で導入した給食事業で、半分以上残されていることが判明したようです。

昨年1月から町が綾瀬市の業者に調理と配送を委託するデリバリー方式を採用し、食材の発注と献立作りは町職員の栄養士が行っているようです。

これに対する自治体の対策が

・これまで食べ残しが多かった野菜を温かい汁物に加える

・塩分の過剰摂取を防ぐために控えていたふりかけの使用を試行する

そうです。根本的な問題はそこにはないのですが・・・

学校給食という大きな事業ですので、「失敗」と認めることは行政的にはできません。弁当給食で成功している事例は全国的に見てもないは調べてみればわかることだと思います。

 

最近の「弁当給食」に至る流れ

・学校給食実施調査より神奈川県の中学校給食実施率が日本でワースト1

・世論の流れで議員サイドから「給食を開始しろ」という要望が行政にでる

・予算がない上に、中学校給食というシステムも0から構築する人材・労力等がない

・新規に給食施設を作るとなると多額な予算や用地確保などが必要でコストが高い

・弁当給食なら給食施設を作る必要がないので簡単

・自治体から丸投げと思われてはいけないので、自治体の栄養士監修ということにする

・弁当作成業者は自治体の指示通りの弁当しか作れないので、施設や設備等を生かし切れない。(自治体の栄養士が弁当作成委託業者を活かしきれるほど綿密に連携を取ることはまずない)

・弁当作成業者は本来の能力を発揮できず、学校給食衛生管理基準や自治体の栄養士の指示などの縛りにより弁当がおいしくなくなる。

・弁当がおいしくなくなり、残食が増える  ←いまここ

・ふりかけをつけたり、汁物などオプションで選択制を導入する

・弁当の質の向上に伴い、給食費が値上げする

・利用率がさがる

・業者の撤退

・自治体が責任を業者に丸投げ

 

という流れになりそうです。

 

読売ONLINE

町導入の中学校給食「まずい」食べ残す生徒続々

神奈川県大磯町が昨年、町立中学校で導入した給食事業を巡り、多い時でご飯やおかずの半分以上が食べ残される異常事態が続いていることが町への取材でわかった。
生徒からは「味や見た目が悪い」という“致命的な欠陥”を指摘する声が相次いでおり、危機感を抱いた町は生徒や保護者らを対象とした緊急のアンケートを実施。献立などの見直しを急ぐ考えだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170914-OYT1T50064.html

 

 

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