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刻みのりのノロウイルスが発生源の和歌山県御坊市の学校給食の食中毒事件の判決がでる

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今年2017年の1月、御坊市内の幼稚園と小中学校(大成中含む)で発生した集団食中毒の際、県から営業停止命令を受けた給食調理委託業者の「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京都)が、命令取り消しを求め地裁に提訴し、県は争う方針を示しました。

その判決が出たようです。

ざっくりまとめると、県は「ぜんぶ給食業者が悪い。行政処分をする。業者が他の自治体の入札条件を満たすことができなくても関係ない」という方針でしたが、この処分取り消しの判決がでました。ちなみに刻みのりなど、仕入れは御坊市教委で行っているようです。

業者の言い分

「食中毒の原因は市が給食の食材として調達した刻みのりだったため、調理と搬送を行うセンターに過失はなく、処分は違法としている。」
「既に営業停止の期間は終わっているが、処分が取り消されなければ今後の入札参加資格に影響するとしている。」
「22自治体の給食事業の入札について参加資格の停止や指名停止を受けていることについても、地位の回復を訴えている。」

県の言い分

「食中毒が広がらないようにするのが営業停止の大原則。」
「被害拡大防止のため速やかな措置が求められていた」
「14日間の営業停止処分に過ぎない」
「正当化できる事情ではない」
「今回の処分が違法なら、今後、保健所長は処分をちゅうちょしてしまう。原因の判明や特定まで処分できないとなると、その間に患者がどんどん増えてしまう」

 

識者・裁判長の言い分

「処分の目的の一つに被害拡大の防止があるとしても、事案に対する責任の重さや(業者が)被った不利益の程度も考慮すべき」
「県は行政指導で対処する方法もあった。公権力の行使は必要最小限でなければならない」
「被害を食い止めるには水際対策が重要で、そのためには素早い営業停止処分もやむを得ない。ただ、原因が分かり対策できた時点で、すぐに解除する柔軟な対応が求められる」

 

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詳しくはよみうりオンラインに書いてあります。

http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20171027-OYTNT50288.html

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