nutr.net

学校給食関係のニュースの解説/給食指導の方法/食育媒体、指導案、ワークシートの紹介/栄養教諭採用試験情報など

雑記

チョコで食育 チョコレートは奴隷文化の象徴 小学校高学年~中学校

投稿日:

バレンタインなのでチョコレートで食育です。ただ淡々と話すと空気を読めない人になってしまいますので、ご留意ください。

導入

みなさんはチョコレートに詳しいですか。ではどこのチョコがおいしいかおしえてください。

ゴディバ。ベルギーがチョコで有名。

では、チョコレートの原料、カカオはどこでとれるか知っていますか。

CMで有名なガーナとか。熱帯の地方。

ではカカオは熱帯でしかとれないのに、どうして寒いヨーロッパのベルギーがチョコレートで有名かわかる人はいますか?

展開

ベルギーやフランスでカカオがとれないのに、チョコレートで有名なのはおかしいですね。これらの国でチョコレートが一大産業になっているのは「植民地主義」つまり奴隷制度がチョコレート産業を発展させ、現在も支えているからです。

例えばガーナの例です。ガーナでのカカオ豆生産は、19世紀からの英国による植民地支配のもとで本格化しました。それ以前のガーナの人々にとって、カカオ豆は全くといっていいほど馴染みのないものでした。

外から持ち込んだカカオ豆を生産させるため、英国は巧妙な仕組みを作り出しました。まず、現地人に人頭税などの税金を課します。しかし、植民地化以前のアフリカでは貨幣がほとんど使用されていなかったため、現地人は税金の支払いに困ります。払わなければ、逮捕・投獄されるのは、目に見えています。

そのなかで英国人はカカオの苗木などを現地人に提供し、生産されたカカオ豆を買い上げることで、現地社会に貨幣を流通させていきました。これによって、英国は税金を集める一方で、カカオ豆の生産を促していきました。そして、現地人が生産したカカオ豆は、英国が設立した専売公社(マーケティング・ボード)が独占的に買い上げ、輸出していったのです。




こうしてガーナでは、現地人がカカオ豆をほとんど消費しないままに、その生産だけを行い、しかし利益の多くを英国が吸い上げる仕組みが完成しました。これはガーナ以外のアフリカの国でも、カカオ豆以外の農産物でも、ほとんど同様でした。

さらに現代でも、チョコレートには黒い話がつきまといます。なかでも、チョコレート産業は児童労働と人身取引の温床として、しばしば取り上げられます。

2014年時点では、コートジボワールとガーナのカカオ豆生産は、世界全体約60パーセントを占めます。しかし、これらの国のカカオ栽培の現場では15歳以下の子どもが数多く働いており、そういった子どものうちコートジボワールでは40パーセントが、ガーナでは10パーセントが、それぞれ学校に通っていないとILO(国際労働機関)は報告しています。

チョコレートだけでなく、イギリスが紅茶で有名ですが、産地はインドであることも同様です。

 

まとめ

しかし、チョコレートそのものを拒絶しても、その暗い歴史が覆ることは決してありません。また、目立つ特定の企業や業界の商品をボイコットしたとしても、それは必ずしもチョコレートにまつわる問題を解決するとは限りません。開発途上国に蔓延する貧困や政府の汚職、企業活動に対する規制などの問題がそのままであるなら、人身取引や児童労働の現場が他の企業・業界に移動するだけで終わりかねません。

まずは自分たちにできることは知ることです。

コーヒーやチョコレートのパッケージに「フェアトレード」といった文字をみつけることができることがあります。これは植民地時代の負の遺産である制度ではなく、公正な労働環境・市場で流通しているものという意味です。そいった人が現在にもたくさんいることを知りつつバレンタインデーを楽しみましょう。

 

みたいな指導ができたらおもしろいけどできないなーと思いました。

スポンサーリンク

おすすめ書籍

Pick Up

1

目次1 調理場の運営方式2 単独校方式2.1 メリット2.2 デメリット2.3 検討事項3 センター方式3.1 メリット3.2 デメリット3.3 検討事項4 親子方式、小規模センター 調理場の運営方式 ...

2

食育に限らず、アンケートを行う場合、有意差や相関性を調べたい。ということがあると思います。 そのためには統計学を勉強する必要がありますが、Σやら自由度やら難しい言葉がたくさんあって、とっつきにくいです ...

3

食物アレルギー栄養指導の手引き2017が完成しました。 前回が2011でしたので、6年ぶりの更新になります。 目次1 食物アレルギー栄養指導の手引き2017とは?2 手引きは誰のために書かれている?医 ...

-雑記

Copyright© nutr.net , 2018 AllRights Reserved.