栄養士の基礎中の基礎ですので、日本人の食事摂取基準2015年版で確認しましょう。
目次
推定エネルギー必要量= 基礎代謝基準値×標準体重(参照体重)×PAL +エネルギー蓄積値
という計算式で求めることができます。
・推定エネルギー必要量 ・・・エネルギー必要量の推定値
・基礎代謝基準値 ・・・1日あたり、体重1kgあたりの基礎代謝測定値の代表値(国内の13の研究における例による)
・標準体重 ・・・その身長における標準的な体重。
児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)学校保健会による。以下計算式。
身長別標準体重(kg) = a × 実測身長(cm) – b
・PAL ・・・(集団の)身体活動レベル
・エネルギー蓄積量 ・・・成長に伴う組織増加分のエネルギー
以上の表や計算式により集団の推定エネルギー量を求めることができます。
具体的には年齢・性別・性別がわかると推定エネルギー量が計算できるということになります。
例)10歳男子 身長138.3cm
推定エネルギー必要量=
基礎代謝基準値×標準体重(参照体重)×PAL +エネルギー蓄積値
= 37.4×(0.752×138.3-70.461)×1.70+35
= 2168(kcal)
すなわち給食1食分のエネルギーは1日の三分の一なので、2168÷3=722.5≒720
ということがわかります。